雑紙

感想とか覚え書き

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の伍 考察・感想 〜Part.2 沙都子の家と古手神社で起こった出来事について〜

前回の引き続き、祟騙し編其の伍の考察を書いていく。

Part.1では大石と沙都子の目的について考察した。今回は謎の多いラストになった綿流しの夜に起こったことについて考察する。 というか謎だらけでまともに出来たことは確か/不確かを分けることと、そこから起こった出来事を妄想するくらい。

今回も話半分で読んでほしい。

Part.1はこちら。 benevolent0505.hatenadiary.com

綿流しの夜に起こったこと

綿流しの夜に起こった事件は2つある。

  1. 沙都子の家で圭一が倒れていた事件
  2. 古手神社の境内で魅音・詩音・梨花・沙都子が死んだ事件

時系列的には沙都子の家の事件が先に起こっていると思われるので、まずは沙都子の家の事件から考察する。

沙都子の家での事件

アニメ内のシーンを整理すると

  • 圭一が沙都子の家に行き、沙都子が圭一を暗い部屋に待たせた
  • 電気を付けた瞬間圭一がバットで殴られた
  • バットで殴られ圭一の返り血が電灯に付いて以降、シーン全体が赤くぼやけた
  • 鉄平が立っており、圭一に襲いかかろうとした
  • 沙都子が走って部屋に戻ってきた後圭一が鉄平に反撃、鉄平が動かなくなった後圭一も倒れた
  • 2人が倒れた後、沙都子はその場から逃げるように離れた

一見「いるはずの無い鉄平がバットで圭一に襲いかかり、それを圭一が反撃した」というシーンに見える。しかし場面をよく見ると、圭一はバットで殴られはしたが誰に殴られたのかは描写されていない。

また圭一の返り血が電灯に付いて以降、シーン全体が赤くぼやけている。これが雛見沢症候群にかかっており、それによる幻覚描写であることの表れではないかと予想される*1

以上のことから

  • 圭一を襲った人物は鉄平以外の人間
  • ぼやけた以降は幻覚描写が混ざっている

の予想が立てられる。

しかし疑問の余地は残り、すんなりと受け入れられる予想でもない。

そこでシーンそのものではなく、圭一が沙都子の家で倒れたのが沙都子の意図通りなのかそうでないのかをスタート地点にして考察する。

圭一が倒れるのが意図通りだった場合

この場合沙都子の狙いは圭一に悟史のとても大切にしていたものを渡すことではなく、圭一を殴って気絶(もしくは殺害)することが目的だったことになる。

しかし、この目的はいまいち筋が通らないと自分は考える。

  • 圭一を襲うのが目的だったのなら、普段の日常にチャンスはいくらでもあったはず
    • 仮に沙都子の家で気絶させる必要があったとしても機会はあったはず
  • 沙都救出までの展開を経た理由も不明
  • 意図通りならこのシーンで沙都子が「おじさま」と言ったり、逃げるように狼狽えた声を出す必要もない
    • ただしこの反論は圭一が最初に殴られた時点で気絶しており、ぼやけているシーンは全て圭一の幻覚だった場合成り立たない
  • メタ読みだが、圭一に「にーにー」と呼ばせた理由も不明
    • 圭一を家に呼ぶため「にーにー」と呼んだり大切なものを渡すと嘘を言ったとしたら通るが、手段が回りくどい

またネット上の他の考察では圭一がバットで殴られたのは沙都子のトラップであるというものがある。殴った犯人が見えず直後に場面がぼやけたことを考えれば確かに納得できる推理だが、やはり沙都子自身の意図が読めないため、考慮から外している。

以上から、圭一が沙都子の家で倒れたことは沙都子の計画にない出来事であったと推測する。

圭一が倒れるのが沙都子の予想外だった場合

この場合バットで殴った犯人は沙都子以外の誰かということになる。ここでも圭一を襲った側の目的から考えてみると以下が想像できる*2

  • 圭一(沙都子)に恨みがあった
  • 圭一を行動不能にし、沙都子の目的の妨害を狙った

恨みがあったのは素直な見方で、鉄平が犯人とすると筋が通る。

  • 鉄平は沙都子に騙されていたので、沙都子への恨みは十分にある
  • 沙都子と圭一が一緒に家へ入るところを見られたとすると、2人が共謀して自身を嵌めたと思っても不思議ではない
  • 鉄平から沙都子への虐待はなかったので、連行された後一晩で釈放されたとしたら、あの場にいることにも説明が付く
    • この場合大石が釈放し、鉄平を泳がせることで沙都子の出方をうかがったのではないかとの見方もできる

説明は付くものの、筋が通りすぎていることや赤くぼやける描写に触れられていないことに疑問が残る。また復讐目的とはいえ、殺す勢いで殴るのいささか異常ではある。

一方、沙都子の妨害を狙った線について考える。

ここで沙都子の目的を妨害する人物X(または勢力)がいることを仮定する。

こう考えると、先に書いた鉄平の行動に違った筋書が見えてくる。

  • 鉄平が釈放された後人物Xが鉄平をけしかけ、圭一を襲うよう仕向けた
  • その際鉄平に雛見沢症候群を誘発する薬*3を用い、攻撃行動を強くさせた
    • 場面がぼやけたのはこのため
  • 鉄平の釈放も人物Xの手引きがあったと考えることもできる

人物Xの正体については鷹野(東京)・大石が考えられそうだが、沙都子の目的について知れる立場だったのか・薬の調達が出来たのかの疑問がある。人物Xについてはまだ本編に登場していない何者かとおいた方がまだ自然である。

沙都子を妨害する人物Xの存在は都合が良い仮定だが、自分はこれが有力ではないかと考える。

ここまでをまとめると

  • 圭一が倒れることは沙都子の計画にはなかったと思われる
  • 誤算だったのは第三者の介入
    • 実行者として鉄平だが、大石または他の人物Xによる沙都子の妨害があった
  • シーンがぼやけることを考慮すると、雛見沢症候群を誘発させられる人物Xの仮定も視野に入る

以上が、沙都子の家での事件の真相と考える。

ただし疑問は残っており、病院で目覚めた圭一は沙都子の家に行った以降の記憶がないように見える。 これは圭一が雛見沢症候群の影響で記憶に混乱が生じたためとの見方も出来るが、ならこれも誰が雛見沢症候群を進行させたのかの疑問が出てくる。

これ以上は考察材料と想像力が足りないため、古手神社での事件に移る。

古手神社での事件

次に古手神社での事件について考察する。

まずレナの発言を整理する。

  • 綿流しの後古手神社の境内で大石がやってきて拳銃を (ここで途切れている)
  • 魅音・詩音・梨花・沙都子が死んだ
  • レナ曰く「私は何を見たの」「あんなの意味がわからない」

起こったこととして考えられることは3つある。

  • 大石が皆を拳銃で撃ち殺した
  • 大石以外の人物が皆を殺した
  • 何らかの出来事が起こって皆が死んだ

大石が射殺したは、状況を素直に受け取ればそうなる。

  • 「拳銃を」の後に続くのは「拳銃を向けて撃った」
  • 言葉が途切れたのは言いたくない出来事なので、途中で話すのを止めたため
  • レナの「何を見たのか、あんなの意味がわからない」も友達が目の前で殺されるのを見たら出てくる台詞としては自然

しかしレナは大石が撃ったとは言っていない。またみんな死んじゃったと言ったが、殺されたとは言っていない

死んだ云々は言葉を選んだ気もするので難癖に近いが大石以外の人物が殺した可能性、または別の何かによって皆が死んでしまった可能性がある。

レナの台詞からわかる状況はここまでである。しかしこの情報だけだと境内で何が起こったのかがまるでわからない。そこでキーパーソンとなりそうな沙都子・大石のそれぞれの視点から境内で起こったことを想像してみる。

沙都子の視点

始めに沙都子について整理してみる。

まず沙都子は圭一と一緒にいるまで家におり、最終的に古手神社の境内で死亡した。 ということは、沙都子には倒れた圭一を置いてまで古手神社に向かう理由があったということになる。

普通に考えれば皆に助けを求めに行ったと考えるのが自然であるが、圭一の様子を確かめることをしなかったのが気にかかる。 また沙都子の計画は圭一が倒されたとこで失敗してると考えられる。

このことから、古手神社に向かったのは助けを求める以外に目的があったのではないかと推測できる。

では何が目的だったのか。

ここからは根拠が無いが、妄想の1つを上げるとしたらこういう筋書も考えられる。

  • 前提として沙都子は梨花がカケラを渡り歩くことを知っている
    • 理由は不明
  • そのため、このカケラ知識を得る前に梨花を殺してしまおうと考えた
    • 沙都子と圭一が一緒にいたことが知られると、自分が怪しまれてしまうため
  • こう考える理由としては、鬼騙し編・綿騙し編でも梨花と沙都子は必ず死んでいるため
    • これは沙都子が梨花を殺し、自殺することで次のカケラに機会を託したのではないか
  • まとめると、沙都子が古手神社に向かった理由は梨花を殺し、次のカケラで自身が怪しまれないようにするため

これ他のカケラでも梨花と沙都子が死んでいること。最終的に古手神社の境内で梨花と沙都子が死んでいることから導きだした思い付きである。 仮定することが多かったり、沙都子が梨花を殺せる設定になっていたりと色々と無理があるが、妄想するだけなら考えられる。

他にも、部活メンバーに共犯がおり合流を狙った可能性や、今回空気だった鷹野・富竹・入江・etc...との合流を図った可能性もある。

これ以上沙都子の視点で考えても根拠が無く妄想を広げるだけなので、大石の視点に移る。

大石の視点

大石の視点から沙都子の家から古手神社までを考察してみる。

ここでは以下の2つを仮定する。根拠は前回のエントリの通り。

  • 大石は沙都子が怪しいと疑っていた
  • 綿流しの夜も沙都子の動きを追っていた

こう考えると、大石が境内に向かうまでの道程は以下のようではないかと想像できる。

  • 沙都子と圭一の後を追い、家の前で見張っていた
  • 沙都子が一人で家から出てきたことに違和感を感じ、家の中に入った
  • 部屋の中で倒れている圭一を発見
  • 沙都子を追い掛け古手神社に行き、レナたちといる沙都子を発見

これは納得の行く流れである。 沙都子は境内で死んでしまったため誰かが圭一のことを知っていないとあのまま放置されることになる。沙都子を張っていた大石が見つけ、警察に連絡したと考えれば自然である。

この時の大石の心情を考えると、これまでの沙都子への疑惑、血溜まりに倒れている圭一、そして綿流しの夜であること。 これらから、大石が沙都子は今年のオヤシロさまの祟りの実行犯またはその関係者であると思ったのは自然である。

この状態の大石が沙都子たちの姿を見た場合どうなるのか。

これらから、境内での出来事を想像してみる。

境内での出来事の想像

始めに出した3つのパターンでそれぞれ展開を想像してみる。

1.大石が皆を拳銃で撃ち殺した場合。

大石は祟りの関係者である沙都子を追い境内についたが、そこには沙都子以外に梨花魅音・詩音・レナもいた。 もともとオヤシロさまの祟りには園崎家が関わっていると疑っていた大石は、魅音・詩音も犯人だと自分の中で繋げる。

大石は何らかの理由で拳銃を取り出し、レナ以外に発泡。梨花まで撃たれた理由は御三家なので関係者だと思ったか、もしくは沙都子がわざと当てさせたかも考えられる。

2.大石以外の人物が皆を殺した場合。

妥当な人物が見つからないかつ、無数のストーリーが考えられてしまうので割愛する。

3.何らかの出来事が起こって皆が死んだ場合。

レナの反応はどんな死に方をしたのかも理解できないような口振りのようにを感じる。突拍子もない発想ではあるが、レナ以外の全員が雛見沢症候群を発症し殺し合ったり、超常の何かによって命が奪われることでもあったのではないか。しかしこれでは推理でもなんでもなくなってしまうので、この考えは置いておく。

いずれにもある疑問として以下の3つがある。

  • 何故大石は拳銃を取り出したのか
  • レナは何故生き残ったのか
  • 大石はどうなったのか

大石が拳銃を取り出した理由は不明である。

  • レナは「大石さんがやってきて、拳銃を」までしか言っていないが、状況的に拳銃を出したの大石だろう
    • 園崎家にも拳銃はあるが、魅音・詩音が常持っているとは思えない。
  • また1.の場合だったとしても、あくまでも子ども相手なのに拳銃を取らなければいけなくなるとは考えづらい
  • あるとすれば、大石も雛見沢症候群が発症し、拳銃を出さなければいけない相手だと幻覚を見た可能性はある
  • と考えると、無差別に発泡していてもおかしくなく、次のレナが生き残った疑問にも繋がる

レナは何故生き残ったのか。

  • 撃たれた場合順番が気になる
    • もっともレナは勘が働く方なので、撃たれないよう他のメンバーと離れていた可能性もある
  • 他の何かが原因だったとしても、レナだけ無事な理由がわからない

最後に、大石はどうなったのか。

  • 圭一は熊谷から事情を聞かれたことから、以前と同じように警察業はできていないと考えられる
  • 可能性としては
    • 境内で魅音たちと共に、もしくはその夜の内に死亡
    • 逮捕
    • 入院中など
  • この中では綿流しの夜に死亡してしまったと考えるのが濃厚だが、推理のための根拠が何もない

以上が古手神社の境内で起こったことの想像である。沙都子・大石の視点から材料を作ってみたが、境内の事件を説明し切れる材料が揃わないため、これ以上の考察は打ち切ることにする。

まだ残る大量の疑問と沙都子のブラウス

祟騙し編には他にも謎がある。

  • 鉄平の頓服薬(症状が起こった際に飲む薬)の意味は何か
  • 悟史の失踪理由
  • 他のカケラでの沙都子の目的
  • 鷹野・富竹・入江が空気なこと

また、個人的に一番の疑問は綿流し日に沙都子が着ていた服装である。 これまでにあんなブラウス見たことないし、沙都子があんな服を持っているなんて情報はない。

あのシーン以降の沙都子は別人だと言われても納得するレベルで沙都子の服装は謎である。

鬼騙し編・綿騙し編・祟騙し編の3つに共通すること

ひぐらしのなく頃にでは、カケラに共通する事柄としてルールXYZがあった。これまでのひぐらしのなく頃に業ではこのルールは適応されていないように見えるもの、別の共通項があると考えられる。

現時点で見えてきている共通項について書いておく。

圭一が死なない

業では負傷はするものの、圭一が死なずに昭和58年の6月を生き延びている。状況から死んでいてもおかしくないが、偶然か必然か生き延びるような作用が働いていることは検討してもよいのではと考える。

梨花と沙都子が必ず死亡する

これは言わずもがなである。問題は誰がこの作用を働かせているか。祟騙し編では沙都子が怪しかったが、その視点で他のカケラを検討してみてもよいかもしれない。

誰かが異常行動をする

これはあまり自信がない。そもそも異常行動をしているように見えて、そうではない可能性がある。候補となる人物を上げておくが、これの根拠は乏しいので、これは共通項ではないかもしれない。

  • 鬼騙し編: レナ
  • 綿騙し編: 魅音(or詩音)
  • 祟騙し編: 鉄平(or大石) (?)

其の伍の感想

以下其の伍を観た感想を雑多に書いていく。

  • 相談所の描写が多い
    • だからなんだという気がする
    • 町会の抗議だから死守同盟の名前は使わないで、みたいな連絡も描写が細かい
  • 大石につっかかる詩音の表情良かった
    • 背中から見たら落ち着いて悪態をつく詩音だが顔は鬼の表情をしている
    • こういうのが他の場面でも多かったのかもしれないな〜
  • 相談所のやり取り、皆殺し編と同じなのに大石との関係が違うだけでこんなに違ってくるものなのか
    • これ面白くないですか
  • レナも何か知ってそうな雰囲気がある
    • 祟騙し編の他のシーンでもそういう
    • 最後の「最高のゴールに辿りついた〜」とかも知ってるから出てきた台詞な気もするな〜〜
  • 祟殺し編でも梨花が古手神社で死んでいた事件と雛見沢大災害が発生した出来事の2つがあったから、祟騙し編と対応が取れてると言えなくもない
    • 鉄平の件や相談所云々はあるけど

まとめ

これまでで最長の考察エントリになってしまった割に本質的なことが何もわかっていない、、。想像力の足りなさが辛い、、。

これまでのひぐらし業、沙都子怪しすぎて逆に疑いたくなくなるくらい怪しいんですよね。そこでミスリードしている可能性もあって何度も考え直したりして余計時間がかかてしまう。

考察していると、根拠に基いて考察しようとはしているのだけど、信じたいと思う方向に都合よく解釈してしまったり、無理矢理根拠を仕立て上げてしまったりしてしまうこともよくある。 たかがアニメの考察だけど結構真面目に考えているので折角ならしっかり考えたい。

しかしラストの展開はほんとに意味がわからない。レナじゃなくてもパニックになるし、現に自分はパニックになってる。毎日こっちだって意味がわかんねーよ!って言ってる。

これを納得させられるような真相は用意されているのだろうか、次回の猫騙し編以降に期待したい。

おまけ (思いついたトンデモ展開)

1ミリくらいはあると思っている展開です。

  • 圭一が鉄平殺しの夢を見たのは意図的に見せた
    • もしくは見たおかげで最悪の道へと辿らせないようにした
  • 悟史の代わりにしようとした?
    • 悟史が鍵になる?
    • 悟史復活のため圭一を利用
  • 沙都子が超常の力を使って鉄平や大石を操ったと言われた方が筋が通る気がするんだよな
  • 自由に雛見沢症候群を発症させられるトリガーがあるのだろうか

※2021/1/11追記

猫騙し編の考察・感想など書きました。 benevolent0505.hatenadiary.com

*1:鬼騙し編でもレナが圭一に襲いかかったシーンでも同様にシーン全体がぼやけていた

*2:仕掛けていたトラップを圭一が偶然作動させてしまった可能性もあるが、そんなお粗末な展開あるのか?という疑問が残る

*3:H173など

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の伍 考察・感想 〜Part.1 大石・沙都子の目的について〜

祟騙し編其の伍の考察。今回も予想を大幅に裏切る結果で見事に騙されてしまった。というか予想が擦りもしねえ。

このエントリを書くのにかなり時間をかけたが、結局確信部分で何が起こっていたかがまるでわからない。 沙都子ループ説だとか、全ての黒幕説にはほとんど触れていないので、そこには期待にないでほしい。

大石は沙都子の目的は見えてきたが、根拠が無く妄想の域を出ないものも多いので注意してほしい*1

また書いていく間に文字数が膨大になってきたので、前半を沙都子と大石の目的について。後半を綿流しの夜で何が起こったのかと鬼騙し・綿騙し・祟騙しを通して見えてきたこと、其の伍を見た感想について書く。

大石について

今回のラストは古手神社の境内に現れた大石、拳銃、魅音・詩音・梨花・沙都子の死という衝撃の展開となった。神社で何があったか詳細はわからないが、皆の死に居合せたこと・病室で大石の話題を避ける熊谷などキーパーソンであることは間違いない。

また祟騙し編での大石の行動には謎も多く、圭一達以外の視点を持っていると考えられる。

そこでまず、大石の主観に立って児童相談所での発言・行動について考察する。

沙都子は鉄平から虐待を受けていない

大石のいくつかの発言から、沙都子は虐待を受けていないと推測できる。

  • 具体的には大石の「茶番に付き合うのも今だけ」「圭一が正しいことをしていると信じて疑いもしない」の発言から
    • 茶番とはおそらく、沙都子を救出するための集会のこと
  • 大石が事実に基いた発言をしているのならば、沙都子を救出する必要がない→虐待はないということになる
  • 正しいことを信じて疑いもしないの発言もこのため
    • そもそも虐待を受けていないからこの発言が出てきたと思われる

ここで大石の行動に2点疑問が湧いてくる。

1.大石の独断で集会を妨害している理由

  • 「課長相手に嘘を言う」という熊谷の発言から
    • おそらく課長からの無線で集会を止める理由について聞かれ、(児童相談所の)トップとの話がついていると返事をしたのではないか
  • しかし虐待を受けていないことが事実であれば、何故独断で集会を妨害したのか
    • 独断で止める必要はなく、正規の手段を取れるはずである
  • このことから、沙都子が鉄平から虐待を受けていないことの証拠がないと推測できる

2.大石が圭一相手に手加減をしている理由

  • 「今だけは圭一に華を持たせようと思っている」の大石の発言から
    • 一見、大石が園崎お魎を動かした圭一をかっており、そのため強引な手段を取らずに手加減していたように見える
  • それならば、始めから圭一達に事情を説明すればよかったのではないかと疑問が残る
    • 圭一達が聞く耳を持つかどうかは怪しいが、、
  • ここで1の虐待を受けていないことの証拠が無いことを踏まえると、警察が合法的に北条家の様子を把握する名目を得るためではないかと推測ができる
    • 最終的に圭一は皆を動かし、相談所に沙都子の様子(北条家の現状)を確認させることに成功した
    • その際大石は、相談所職員と北条家に同行するという名目を得た
  • この名目を得るためにこれまで行動していたのではないか

これらの大石の行動から、大石は北条家に探りを入れようとしていると推測できる。つまり、大石の目的は北条家にあると判断できる。

大石の目的は北条家

大石の目的が北条家にあるのは間違いない。では何故北条家なのか、具体的に誰が狙いなのかについて考察する。

  • 大石の行動原理を考えると、大石が固執するのはオヤシロさまの祟りである
    • 其の弐での入江も大石がオヤシロさまの使いであると説明している
    • 今回もオヤシロさまの祟り関連で北条家を調べていると見てよいだろう
  • 大石は今年の祟りの犠牲者が北条鉄平であると睨んでいたのではないか
    • 其の四では、鉄平がオヤシロさまの祟りに合うと話す村人の描写もあり、村でも噂されている
      • 村の仇敵である祟りに遭うターゲットとしては濃厚である
    • 去年は沙都子の叔母(鉄平の妻)が異常者に殴り殺されて、悟史が失踪している
      • このことからも、大石が今年の祟りの対象として北条家を見張るのは自然である
  • よって大石はオヤシロさまの祟りの真相を突き止めるために動いており、次の祟りのターゲットと疑われる北条鉄平を狙っていると考えられる
  • しかし、大石は沙都子が虐待を受けていない確信を持っている
    • これに気づいた切っ掛けはわからないが、鉄平が沙都子を虐待しないことに疑問を持つのは自然
    • そこから沙都子に疑いを向けたのではないか

相談所と大石(警察)が北条家に向かった際、何が起こったのか。

それを考察する前に、一旦沙都子に対象を移して考える。

沙都子の行動について

祟騙し編全般で沙都子は不可解な言動をしている。しかし作中の描写だけでは確かな情報が少ないため、考察ではなく妄想になってしまう。

根拠は少ないが、まず 沙都子は鉄平から虐待を受けていないこと をベースに考えてみる。

何故沙都子は鉄平から虐待を受けていないのか

まずここが疑問としてある。鉄平が改心した可能性もゼロではないが、ここでは考えなくても良いだろう。

改めて祟騙し編全体を振り返ると、鉄平が雛見沢に戻ってくる理由がないことに気づく。

  • 祟殺し編皆殺し編では間宮リナがいなくなり興宮にいられなくなったことが理由としてあった
  • 今回はその描写がなく、鉄平が雛見沢に戻ってきた理由が説明されていない

そこで、鉄平が自分から戻ってきたのではなく、沙都子が呼び戻したとしたらどうか。

  • 戻ってきたのは描写があったのは、其の壱での古手神社の打ち上げの後沙都子が夕飯の買い物に行った後である
  • ここで沙都子は夕飯の買い物をしていたのではなく、鉄平の元に行ったのではないか

この推理が真実なら、大石は始めから沙都子を怪しんでいたのではないか。

  • 祟りのターゲットとして張っていた鉄平の元に沙都子が接触した
    • 普通であれば、自らを虐待していた鉄平の元に行くなど考えられない
  • これは大石が沙都子に疑いを向けるに値する理由である

ここで、沙都子が鉄平を雛見沢に連れ戻した理由と方法に疑問が生じる。

理由については後述するが、雛見沢に連れ戻した方法については些細な問題だと思われるので深く考えないこととする。

  • わかるのは鉄平が沙都子の言い分に納得し、また手出ししないようにできるだけのものを提示したこと
  • 沙都子が虐待を受けていないという結果から逆算すると、それだけの何かを持ち掛けたのではないか

以上をまとめると、祟騙し編でのそれぞれの行動・思惑は以下のようになる。

  • 沙都子は自分で鉄平を雛見沢に連れ戻した
  • 鉄平は沙都子の持ち掛けに同意していた (そのため、そもそも鉄平は沙都子を虐待する立場になかった)
  • 大石は鉄平に接触した沙都子を怪しんでいた

では何故沙都子は鉄平を連れ戻したのか。次はそこについて考える。

沙都子の目的

沙都子が鉄平を連れ戻したとして、その目的は何なのか。

呼び戻した理由は、虐待を受けていると印象付けるためだろう。

  • 其の弐・其の参の学校での行動から、沙都子が虐待を受けていると想像するのは必然である

では何故印象付けたかったのか。ここで綿流しの夜に沙都子の圭一への態度が明らかに違ったことについて考える。

  • 助け出してくれたことへの感謝から好意に変わったようにも見えるが、「にーにー」と呼ぶのは明らかに異常
  • もしかすると沙都子は始めからこうすることを狙っていたのではないか

つまり、沙都子が圭一を「にーにー」と呼んでも圭一に納得させられる状況をつくりだすことが、沙都子の目的だったのではないか。

  • 日常の中で「にーにー」と呼ぶのは明らかに無理がある
  • ならば沙都子が「にーにー」と読んでも不思議でない状況を作りだせればよいと考えたのではないか

となると圭一に自身(沙都子)に対する思いを強くし、納得させることも必要になってくる。

  • 圭一が沙都子への思いを強くする描写は、其の壱で圭一と2人で夕食をとるイベントが既にある
    • ここでは両親がすぐに帰ってきてしまったため、自身への関心をもっと向ける必要があると考え、虐待を受けている印象付けを行ったのではないか
  • また綿流しの夜で「にーにー」と呼ぶことを迫った沙都子は、やや強引目に見えた
    • ここも沙都子の目的に圭一が沙都子を「にーにー」と呼んでもいいと了承させる必要があると考える根拠である

以上をまとめると

  • 沙都子の目的は圭一を「にーにー」と呼んでも圭一に納得・了承させられる状況をつくりだすこと
  • このため沙都子は圭一と一緒に過したり、虐待を装って救出してもらおうとして圭一の沙都子に対する思いを強くさせる行動に出た

この目的と綿流しの夜の沙都子と圭一の会話を考えると、沙都子が行おうとしていることが見えてくる。

沙都子が圭一を「にーにー」と呼ぶ理由

綿流しの夜に沙都子が圭一に対して行ったことは以下。

  • 圭一を「にーにー」と呼び、了承させる
  • 圭一に悟史がとても大切にしていたものを渡そうとする
  • 沙都子の家(北条家)に圭一を連れていき、部屋で待たせる

鍵となるのは、やはり悟史がとても大切にしていたものを渡すことだろう。よって以下にある事柄が、沙都子が昭和58年6月の雛見沢で果たそうとしていたことと推測できる。

  1. 沙都子が圭一を「にーにー」と呼ぶこと
  2. 圭一がそれを了承すること
  3. 圭一に「にーにー」がとても大切にしていたものを渡すこと

またこの「大切なもの」については以下の情報が出ている。

  • 「にーにー」しか持てないもの
    • なので圭一を「にーにー」にしたことで、圭一が持てるようになった
  • これは圭一以外に見られると困るもの
    • 知られるとはずかしいの発言から

さてここまで考えたが、これを行ったことで圭一や沙都子に何が起こるのかがまるで見えてこない。

より妄想を膨らませるならば

  • これにより悟史が圭一に成り代わり本当に「にーにー」になる
  • 沙都子ループ説に触れるのなら他のカケラの世界でもこれを達成しようと動いていたことになる
  • etc...

と色々考えられるものの、全て根拠が無い*2。この辺りで沙都子の目的に関する考察は止めておくことにする。

沙都子の計画と祟騙し編での流れ

最後に、沙都子の計画と綿流しの夜までの流れを整理してみる。

  • 主目的は沙都子に「にーにー」と呼ばれることを圭一に認めさせ、その状態で悟史がとても大切にしていたものを圭一に渡すこと
  • そのため圭一と親密な中になり、沙都子の兄役としての自覚を持たせようとした
    • 其の壱での圭一の夕食を作ったり買い物に行くイベントがそれに当たる
  • しかし予想よりも早く親密になる機会が終わったため、別の手段を取った
  • それが北条鉄平に虐待される沙都子を、圭一に救出してもらう作戦
    • 鉄平を雛見沢に連れ戻し、虐待を受けているかのように振舞い、圭一たちの努力により自身を救ってもらう
  • 救出作戦の締め括りは相談所の人に助けを求め、その場で警察に鉄平を連行させること
    • 警察に連行させることで、騙していた鉄平が戻り復讐される可能性を無くす
    • 実際、圭一に電話していた通りのやり取りがあったと想像できる
  • 救出後は圭一に対し「にーにー」と呼ぶことを了承させ、悟史のとても大切にしていたものを渡す

ここまでが沙都子の計画であり、沙都子視点での時系列なのではないか。

しかし実際には、圭一に悟史の大切なものを渡せていない。次は綿流しの夜、実際に起こったことについて考える。

ここまでの感想

これで全体の半分ちょっと……。次は綿流しの夜に起こったこと・13話まで通して見えてきたこと(つまり今回のルールX・Y・Z)・他感想について書くつもり。

沙都子の目的については割と妄想入っているが、大石に関しては割と発言も多いし割とそれっぽい推理ができているのではないか。 しかし沙都子の目的を妄想したとして、結局何を成し遂げたいのかがまるで見えてこない。根本的な情報が欠落してると思われるので、それを超推理するしかないんだろうなあ……。

※ 2021/1/3 追記 Part2について書きました。 benevolent0505.hatenadiary.com

*1:論理も若干変な部分がある……

*2:沙都子に関しては割と根拠がないが……

祟騙し編 其の伍 を見た後の、自分の衝撃をまとめた感想

考察記事ではないです。感想ツイートを素朴に残しただけで内容は無いです。考察記事は別で書きます。

この衝撃は忘れないでいたいから……

※2020/12/30追記

考察についても書きました benevolent0505.hatenadiary.com



相談所でなんか違うなと思っている辺り。緊張のせいかのどが乾いて仕方がなかった。

綿流し始まる前で沙都子が着替えてる辺り。服が違うことに気づいて言ってる。

ラストのレナを見た瞬間。思わずこっちまで泣きそうになった。

次回タイトルまで終わって呆然としてから。

記憶を失ってもう一度見たとしてこの展開予想できただろうか。いや無理だろうと思った辺り。

終わりに

あまりに衝撃の展開すぎて考察のためのメモを書き始める気力も湧いてない。こんな状態でどうやって年を越せばいいのだろうか。

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の四 考察・感想 〜沙都子・梨花・鷹野・大石について〜

今回は爆速皆殺し編としか言いようがない回だった。解のアニメの倍のペースで進んでいるのではないか。

其の四では鷹野と梨花の対峙や集会所での大石の登場とキーパーソンが気になる。冒頭の地蔵荒らしの描写も無関係とは思えない。今回も気になる点を上げていき考察していく。

今回はメタ読み大目です。

考察パート

冒頭の地蔵荒らし描写

  • メタな見方をすると、出てきた以上無意味な描写ではないはず
    • 地蔵が荒らされたという結果に至る何かを推測することに意味があるはず
  • 描写を整理すると
    • 雛見沢の道の地蔵が荒されている
    • 村人曰く「聞いた話しでは、鉄平が(地蔵を)蹴り倒して鳥居に小便をした」
  • ここから2つ疑問が湧く
  • 疑問1: 本当に鉄平がいたのか
    • 村人の会話も伝聞口調で、"鉄平が地蔵の前にいた"という事実には繋がらない
    • 本当にいた又は何者かによって鉄平が昨晩いたという嘘の情報が流されているのどちらかが考えられる
    • 本当に鉄平がそこにいたのなら、鉄平の存在確認になる
      • つまり鉄平が6月16日の夜まで生きていた、の確認になる
      • この確認を置くのは、後の項目でも触れるが鉄平が沙都子を虐待している描写がないため、虐待や沙都子・鉄平の関係自体を怪しんでいるから
    • 嘘の情報なら、鉄平がそこにいたと思わせたい人物がいるということ
      • 素朴なストーリーを考えると、沙都子が鉄平を殺してしまいアリバイ獲得のために嘘の情報を流した
        • しかし子どもの沙都子が大人の鉄平を殺せるのか? という疑問が残る
        • 沙都子お得意のトラップで殺したという筋書もゼロではないが、、
        • 村人に避けられている沙都子が嘘の情報を流したという点でも考えにくい
      • となると他に誰が流したのか、思いつく存在を上げてみた
        • 園崎家
          • 理由がない
        • 警察関係者 (大石)
          • 其の四の大石の描写の怪しさから
          • しかし理由が不明なのでこれも薄い
        • 入江機関の関係者 (山狗や鷹野など)
          • 可能性としては高い
          • しかし、沙都子がそこまで重要なポジションなのか? という疑問が出る
        • まだ登場しない他の存在・組織
          • 仮定はできるが、目的が見えないと仮定する意味がなさそう
    • いまいち発想が広がらないためこの辺りで疑問1は置いておく
  • 疑問2: 何故地蔵が倒されたのか
    • 倒された描写から以下2つが推測できる
      • 何者かによって蹴り倒された
      • 争いがあった形跡とも見れる
    • 最初の、鉄平が本当にいたのかを踏まえつつ、仮説をいくつか上げてみる
    • 仮説1: 村人の描写通り鉄平が飲んで蹴り倒した
    • 仮説2: 鉄平の他に誰かがいて、その人物(達)との何かで地蔵が倒れた
    • 仮説3: 鉄平は無関係。他の人物の何らかで地蔵が倒れた
      • 他の人物の何らかとは
        1. 鉄平の仕業に見せ掛けるため
        1. 他の人物の争いの結果
    • 仮説を上げてはみたが、あまり本質的ではない気もする
  • これらの疑問をまとめると自分の考えは以下
    • 村人の言葉通りの、鉄平が蹴り倒したという描写ではないのではないか
    • 6月16日の時点で鉄平が外に出ていると錯覚させたい人物がいるのではないか
    • 地蔵の場所で何らかの争いがあった可能性もあるのではないか
  • 現時点では散漫としているが、鉄平の今後を考える上で重要なポイントではないかと推測している

沙都子と鉄平の関係

  • 他でも多く考察されているが、そもそも沙都子が鉄平から虐待を受けていること自体が怪しくなってきている
    • 沙都子・鉄平自体の描写が少なすぎる
    • 沙都子と鉄平が同時に出てきたシーンが1度しかないことも気になる
  • 沙都子が現在、叔父に虐待されていると考えている理由を整理すると
    • 鉄平が雛見沢に帰ってきた噂
    • 沙都子の急変 (遅刻・学校を休む・昼休みの発狂など)
    • 過去の叔父の沙都子への虐待
  • 誰も虐待の事実を確認していないので、虐待を受けているとミスリードしているのではないか
  • もちろん虐待を受けていると想像する根拠はある
    • 学校に遅刻する・理由なく休む
    • 圭一から触れられそうになり発狂する
  • 祟殺し編皆殺し編の描写から、鉄平が沙都子に対してひどい扱いをしない理由がないとも言える
  • やはり沙都子は鉄平からひどい扱いを受けていると考えるのが自然に思える
  • ひどい扱いから、鉄平を排除するためにわざと虐待を匂わせる行動を取っている
    • しかし前回も書いた通り、圭一達に助けを求めればいいはず
    • これは助けを求められないくらい陰湿な扱いを受けていると考えれば筋は通る
  • その他の疑問
    • 初回の鉄平の薬が何なのかの描写がない
    • 重要な描写だと思ったのだが、まだ出ないのか
      • 次回で明らかになる?

祟騙し編での大石の役割

  • 結局大石の祟騙し編での役割が不明
    • 祟殺し編では圭一の精神を追いつめる役
    • 皆殺し編では手助けメンバー
    • 祟騙し編ではまだ役割が不明瞭
  • 祟騙し編で大石が行ったこと(描写)を整理する
    • 最初の登場は分校での沙都子の呼び出し
      • 入江曰く、オヤシロさまの祟りを調べるため沙都子につきまとっている
      • 本当は何の目的があったのか
      • 祟殺し編では間宮リナ殺しの参考人として鉄平を追っており、そのため沙都子に接触を試みたのが理由のはず
    • 6月16日の時点で雛見沢を訪れている
      • 目的不明
      • 仮に日付がフェイクだった場合はもうどうしようもない
    • 綿流しの集会所に登場
      • 圭一のお手並み拝見
      • 圭一に対して入江と共に拍手
  • 疑問: 大石は集会所に何しをに来たのか
    • いた理由としては、祭の実行委員のため警察関係者として来た、は筋として通っている
  • 気になる点
    • 大石の圭一を品定めする発言
    • 6月16日の雛見沢を訪れた描写はなんだったのか
  • 妄想100%でストーリーを考える
    • 6/16に大石は入江と会っていた
    • 目的は沙都子救出時に鉄平を確保するため、北条宅を張らせるように頼んだ
    • 大石が集会場で圭一を品定めしたのは、沙都子救出のためのキーパーソンとなるか見るため
      • 圭一がそこまでの人物なら北条宅を張る意味があるだろう、と判断したのではないか
  • このストーリーの疑問
    • 入江が大石に協力を求めることなんてあるのか
      • 其の弐で入江は大石のことを「少しおかしい」とまで言っていた
      • そんな人物に対して協力を求めることなどあるのかは疑問が残る
  • 大石の理由を考察したが、追っているのが鉄平ではなく沙都子という可能性もある
    • そうなると上記は破綻するし、沙都子の疑いを強める考察が必要になる
  • この仮説はこの辺りで一旦置いておく

梨花と鷹野との関係

  • 児童相談所で鷹野が出てきた際の梨花の反応は若干避け気味だった
    • 目を伏せる様子
    • 襷を受けとった際も大人声で「ありがとう」
      • 子どもモードの梨花なら「ありがとうなのです〜」と言っているはず
  • 自分を殺そうとしている相手と対峙している割には落ち着いてるように見える
    • もっと拒否反応を示してもいいはず
  • これは鷹野が終末作戦を起こさない世界である説
    • 祭り囃子編では鷹野と富竹がもっと早くにわかりあえていたら、そもそも終末作戦を実行しなくて済んだ道もあっただろうと描写があった
      • この世界では、それが実現できているのではないか
    • 祭り囃子まで経験した梨花はその道についても知っているはずなので、事前に回避させることも可能なはず
      • 富竹に真相を話し、鷹野を説得させるなどすれば可能
  • この仮説の根拠
    • 鬼騙し編・綿騙し編では、鷹野と富竹はトラックで雛見沢から逃げ出していた
      • これは梨花が富竹と鷹野を説得し、終末作戦を回避した結果なのではないか
    • 祟騙し編の梨花は、とにかく沙都子を救うことに集中している
      • 終末作戦回避の手は打っているので、あとは沙都子を救うだけという考え
  • この仮説の疑問点
    • これまで見てきた梨花にそんな積極性があったのか
      • この点を考えると疑問ではある
    • 鷹野に対する警戒
      • まだ完全に鷹野を信用し切ったわけではないからだろうか
  • 終末作戦が起こらない世界は十分ありそうに思っている
  • 根拠を強めるには、鷹野の描写がもう少しほしいところではある

以下感想パート

  • 爆速皆殺し編
    • 巻で進んでいて、とにかくこの一言につきる
    • これに関しては進行上の理由として、多少の描写が省略されていてもそういうものなんでしょうと納得している
      • 差分を重要視する視点もあるが自分は祟騙し編に関しては重要ではないんじゃないかと思っている
  • 集会所のレナこんな面白いのか
    • 皆殺しでもそこまでじゃなかったでしょw

この先の展開

  • 正直何もわからない
    • 児童相談所を倒す手段は手に入れたのであとは電話をするだけ
    • メタ読みすると其の伍で終わりだろうからどんでん返しが次の30分の間に詰まっていることになる
    • 沙都子救出で何かがあるのだろうか
  • 考えられるのは無事沙都子が救出されるかされないかになる
  • 祟殺し編は終末作戦の様子を描写する話でもあるから何かしらの大きな出来事はあると睨んでいる

おわりに

今回は考える項目が多く、19日中に公開するつもりが、日付が変わって既に1時間も経ってしてしまった。だいぶ情報が出てきて、考察の幅が出てきた気がする。

とはいえ先は何もわからずで其の伍の展開では全部ひっくり返るかもしれない。 どうせ全部外れるとは思っているが、其の伍の展開によってはブチ切れている可能性もあるので緊張感がある。急に魔女とか出てきたら絶対許さない。

終末作戦展開にはならなさそうだな〜という気持ちではいるが、他のどんでん返し要素で何が起こるのかは楽しみな部分。 皆殺し編はラストの展開が恐怖だけど、あの全員死亡のカタルシスが好きな部分でもあるので、祟騙し編にはそれを越える衝撃を期待している。

※2020/12/30追記

其の伍の考察1書きました。 benevolent0505.hatenadiary.com

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の参 考察・感想 〜沙都子について〜

前回のエントリで祟殺し編と同じで圭一が鉄平殺し企てると予想してたけど、全然違ってまさかの皆殺し編の流れだった。

このまま団結して沙都子を救う流れになってほしいが、沙都子について気になる点がいくつかある。その点について考察していく。

考察パート

沙都子の立ち直りが早い気がする

  • 其の弐ラストから冒頭にかけての沙都子が発狂してしまったシーン
  • 祟殺し編ではレナついてようやく回復、皆殺しでは入江に雛見沢症候群抑制の注射までして抑えた発狂を知恵先生が現われてから直ぐに回復している
    • これは流石に立ち直り早すぎでは?
  • 考えられる立ち直りの早さの要因としては
    1. 本当に早い (そこまでの発狂ではなかった)
    2. 発狂したフリをしている
  • 本当に早い場合はそれ以外に言及することはない
  • 発狂したフリをしている場合は何故そんなことをしたのか?
    • → 教室にいる誰かを騙すため?
    • → 誰か = 部活メンバー(圭一・魅音・レナ・梨花)を騙すため?
  • 騙す理由、つまり「沙都子は鉄平に発狂するほどの虐待を受けていると思わせたい理由」は?
    • 沙都子を救う行動を起こしてくれるように促した?
  • ここまで考えたが、こんなことをする理由が沙都子にないことに気がついた
    • 救ってほしいのなら一言助けてと言うだけで良いはず
  • 鉄平から救ってほしい以外の理由がある?
  • これ以上は妄想の域になる
  • ただし、不信な点を感じさせるほどの立ち直りの早さではある

沙都子の「どうしようもない」発言

  • 学校から帰る沙都子を梨花が呼び止めていた時の会話
  • 皆殺し編では、沙都子は鉄平に逃げたら悟史の部屋を燃やすと脅されていたのでそれを踏まえた発言なら納得は出来る
  • ただし祟殺し編では、沙都子が鉄平のいじめは自分に与えられた試練だと考えていることを踏まえると気掛かりな発言ではある

前回考察した内容について

圭一の行動が大人しい

  • これは結局正攻法で戦うという表われだった
  • カケラの記憶を見たのは気になるが、それが切っ掛けで短絡的な解決策を選ばずに済んだと言えそう

梨花が何も行動を起こさないことについて

  • 「無力だから力を借りないと何も出来ない」と発言していたので、それが大本にあるのだろうか
  • 諸々の発言を見ると、圭一に「運命を打ち破る力を持っている」と言ったりしているので、やはり皆殺し編の記憶は持っているのだろう
  • ただし自分は無力だから、皆に助言したりすることしかできないと思っているのだろう
    • もっと行動しろやと思わなくはないが、身体は小学生だし中学生や大人に身体能力で対抗するのは無理だからなあ、、
  • ということで、諦めているわけではなく惨劇を回避する切っ掛けを待っていたという感じだろうか
    • 皆を影ながら雛見沢症候群に発症させず、なおかつ鉄平からも沙都子を救い出し、大災害を回避するのが梨花の目的かと思われる
    • まあ改めて確認することでも無いけど、全然行動しない梨花が不思議でその理由は知りたかった

入江については特に情報無し。

沙都子の怪しい点について考察した。一見沙都子がいじめられて壊れる寸前の描写だが、疑う余地のある描写でもある。次回以降や祟騙し編を見終えてから確認したい点である。 以下は其の参全体の感想と今後の予想。

感想パート

冒頭

  • 圭一を除けさせるレナ
    • レナは沙都子には圭一の存在が鉄平に見えていることがなんとなくわかっているんだろうな

詩音登場

  • 唐突だけどまあ
    • 最初の方にも出てきたしね
  • 悟史君に頼まれた
    • 其の壱の「ねーねー」発言やっぱそういうことか〜
    • 過去の確定情報は
      • 悟史が行方不明になったこと
      • 詩音が悟史から沙都子のことを頼まれたこと
        • → それくらいの関係ではあったこと
  • 以下皆殺し編と似た展開

圭一覚醒

  • 梨花ちゃんも驚く
  • 詩音を止める梨花ちゃん
    • この世界の圭一の行動に希望を見出した
    • ここまでしないと行動しないのか梨花ちゃん
  • なんというかレナの発言も気になる
    • もっといいやり方を知っている風な
    • レナも別のカケラの残滓が残っていたりするのかな

児童相談所のやり取り

  • 皆殺しと同じ流れだなー
    • プライバシーって言葉が多いのは時代ですかね
  • 魅音が冷静なのは何かあるのかな
    • でも詩音との対比という感もある

次に悩む圭一

  • 沙都子を助けてと泣く梨花ちゃん
    • これまで梨花と沙都子の間が怪しい感じがあったが梨花の方には何もなさそうだな〜

皆を先導する圭一

  • さらっと詩音混ざってるのウケるな
    • お前分校に通ってないやろ

児童相談所其の弐

  • 相変わらずまともに取り合ってくれないお役所
    • なんか昔見た皆殺し編よりもお役所の印象悪い感じになっててすごい
  • あとこのシーンの魅音/詩音役雪野五月さんの激昂するシーンがすごくいいんだけど、キャラの動きが追い付いてない感がある、、
    • 梨花ちゃんの「責任〜」の台詞の時も梨花ちゃん自身は映ってなかったし

最後の大石

  • この後の大石や圭一の行動でどのようにも転んでいってしまう
  • 大石も圭一に助言を交えつつ、上手いことお魎を説得する流れに行ってほしいが、、
    • でも入江に「オヤシロさまの使い」って第一印象を貰ってしまったからな〜〜l
    • あまり良い流れになるとは思えない

まとめとこの後の展開予想

其の参は皆殺し編と同じ展開だったけど、この後もそうなのかはわからないのでヒヤヒヤですね。沙都子はなんか怪しいし、大石も味方認識されるかどうかわからないしで不確定要素が多い。この後考えられそうなこととしては

  • 沙都子が鉄平を殺害
  • 沙都子を救えるも大災害、またはそれに類するどんでん返し
    • 彗星が雛見沢に落下するくらいのやつ

かなあ。これまでの流れで団結しようとしている部活メンバーが鉄平殺害に動くとは考えにくいものの、ラストの大石が不穏な印象を与えてきてどう転ぶか全くわからない。其の弐までは祟殺し編でそこから急に皆殺し編の流れなので、この2つの話が混ざり合うとどうなるのかは気になる。

あと予想では祟騙し編は其の伍までの5話編成だと思われる。其の参までの進み具合では其の四で終わらせるには突然隕石でも落ちてこないと終わらないだろうし、何より年内放送が13話まであるので残り2話放送がされるはず。これは公式サイトのオンエア情報で年明けの放送スケジュールが14話から始まることからも予想できる。

higurashianime.com

祟殺し編皆殺し編のアニメでも5~6話使っていたので、祟騙し編でも他より長くなると予想できそう。

しかし次回はどうなることか。前回予想では祟殺し編の流れになると思って外していたので、今回も外れてほしいなあという気持ちで次回を待つことにする。

※ 2020/12/19 追記

其の四についても考察しました。 benevolent0505.hatenadiary.com

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の弐 感想・梨花の行動考察

其の弐も基本祟殺し編に沿っているように見えるが、圭一が祟殺し編の記憶(?)を夢に見たという大きな違いがある。他にも其の弐を見ると、梨花の行動にだんだん疑問を感じてきた。基本祟殺し編に沿ったように見えて、梨花の立場を考えてみると不思議な点がある。

今回は圭一と梨花中心に気がついたことを考察していく。

鉄平殺し(?)の夢を見た圭一

圭一には気になる点が2つある

  • 他のカケラの記憶を見たこと
  • 行動がおとなしいということ

他のカケラの記憶

冒頭の鉄平殺害描写は祟殺し編で知っている圭一の視点と同様に思える。それを夢に見たということは他のカケラの記憶を圭一が思い出したことで間違いないだろう。

罪滅ぼしの梨花曰く、他の世界の記憶を思い出すことはありえないことだし奇跡に近いことだったはず。こんな気軽に夢に見るものなのか?

他の世界の記憶を見たこと自体の考察は魔女を推理することに近いので避けるけど、この事実がこの後の圭一に行動に何らか影響を及ぼすことはほぼ確実と考えてよいだろう。

行動がおとなしい

其の弐を見ていて、圭一の行動がやけにおとなしいように見える。

鉄平が雛見沢に帰ってきたときの圭一の行動と言えば、祟殺しでは周囲にレナや魅音に当たり散らす一面を見せ、結局切れて鉄平を殺すという短絡的な行動を取る。また皆殺しでは打って変わって率先して沙都子を救うために行動が出来る一面を見せた。

しかし今回の圭一はまた違っているように見える。沙都子を救うことに対して熱くなる面はあるが他者に当たらない、沙都子が休んだ梨花に対してフォローができる。などといった、まるで祟殺しの圭一が回りを見れるようになったような変化がある。

何が要因でこのような行動を取っているか不明だが、今後の圭一もこれに沿った行動を取るとすれば、鉄平殺害といった思考にはならないと思われる。それはそれで新しい展開ではあるが、このままだと沙都子を救う行動を何も起こせないとことになり、そんなことがあるのか? という疑問は湧く。

短絡的な行動をせず、更に村を巻き込んだ行動も取れないということは、沙都子を救えずそのまま終了ということになってしまうが、あまりにもバッドエンドすぎるので何か仕掛けが施されていてほしい。

梨花の行動

更に不思議なのは梨花が全然行動を起こさないこと。仮に皆殺し編を経験しているのなら皆を巻き込んで村一丸となって行動を起こせば沙都子を正攻法で救えることを知っているはず*1。なのに何も行動しないのはおかしい。

考えられることとしては

  • 皆殺し編を経験していない
  • 行動は起こしているが、圭一視点だと知りえない範囲で動いている
  • 知っているが諦めている

皆殺しを経験していない場合はもう仕方がない。皆で協力して沙都子を救える道があると知らなければ、何も行動を起こすこともないだろう。しかし我々は鬼騙し編其の弐冒頭で、ここで繰り返している梨花は綿流しの後を迎えられた梨花で、何からの力で昭和58年の6月を再度経験していると知っている。他のカケラでも惨劇回避のための行動を取っているし、その可能性は無いのではと判断できる。

圭一視点だと知りえない範囲で動いている場合も視聴者にはどうしようもない。行動を妄想するしかないが、梨花の全般諦めモードな表情からして皆の力を借りようという雰囲気を感じない。

知っているが諦めているが現時点では一番納得の行く推理になる。となると何故諦めているのか。あるとすれば 沙都子を救えても、その先の鷹野に立ち向かう力がない が考えられる。赤坂や富竹、大石などなど部活メンバー以外の協力を得るなど必要な力が多いがそれが得られなかったため、沙都子を救えても結局皆死んでしまうのが目に見えているので、諦めている可能性はある。

だからといって祭り囃子まで知っていたら諦めるという選択肢を取るとは考えにくい。行動を起こさない他の要因も検討した方が良いだろう。

沙都子・入江に関する情報整理

インターネット上では雛見沢症候群が存在しない説があるが、それに対しての予想。 其の弐までの情報を書き出すと

  • 北条家や叔父叔母に関する過去はこれまでのカケラと一緒
  • 入江も医師として入江診療所に存在
  • 昼食時の沙都子の発狂

ここまでの描写で雛見沢症候群が存在しないという考えは無いだろうと思われる。もちろん入江診療所→たまたま存在する。沙都子の発狂→虐待によるPTSDで、意外と雛見沢症候群存在しない説を覆すには弱いのだけれど、全く抜きにして考えることはやはり難しいのでは? と思う。

あるとしたら足音がなどの羽生起因の事象が存在せず風土病だけ存在している、はあるかもしれない。

ここまでが特に気になったこと。以下流れに沿いながら気になったことを記述。

冒頭圭一の鉄平殺害の夢

  • 圭一の運動能力すさまじいな
    • ちょっと面白かった

遅刻する梨花と学校に来ない沙都子

  • 梨花の話しかける圭一
    • 圭一こんな慰めることできたんだ……
    • 梨花、沙都子のこと心配なのはわかるけどこんなに何も話さないのか

オヤシロさまの使い大石登場

  • 業だとビジュアルが丸っこいから大石のいやらしさがあまり感じられないな
  • 関係無いけどボールが雨どいにひっかかっているのを見ると罪滅ぼし編を思い出す

入江登場

  • 名札にちゃんと 入江診療所所長 入江イリエ 京介キョウスケ ってちゃんと書いてある
    • ということは入江は医者っぽい
    • 其の壱で圭一に対して職業を言っていないのは何かあるのか? と思ったけどそうではなさそう

入江が自分の職業を言っていない? →医者ではない可能性がある? →入江機関が存在しない可能性がある?

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の壱 感想 - 雑紙
  • 大石はまた敵役で出てきたけど、結局高圧的な大石の態度と周辺人物のせいで圭一は大石を敵だと判断しちゃうんだよなあ
    • 出会いが違えばこうはならなかったのにもったいない……

帰りを待つ梨花と荷物を取りに来る沙都子

  • 意外とこの描写初めてみる
    • 原作ではあるのかな
  • 梨花の驚きと絶望が合さったような顔
    • つらい

知恵先生と梨花

  • そこまで知ってあなたは何が出来るの
  • → 前述の通り、梨花から何故こんな台詞が出るのか? という疑問が残る
  • 知恵先生に任せるのに賛成な梨花
    • 家庭訪問に効果が無いことを知っているのに何故?
    • → 圭一が切っ掛けに皆を動かしてくれることに賭けた?

沙都子の登校

  • まったく顔が明るくない梨花
    • この展開も知ってるからなあ……

沙都子の発狂

  • 一度食べさせてから吐かせるのきついですね……

この後の展開

圭一や梨花について考察してみたけど、この後の展開について推測できそうな考えに至れない。

メタ読みしてみると、結局祟殺し編と同じ流れで圭一が鉄平を殺す(or 妄想)する展開はあるんじゃないかと思う。そうして「えー同じじゃん!!」と視聴者を騙しておきながら、実はこれまでと全然違った動きをしている、などあるのではないか。

おとなしい圭一から推測した何も出来ずバッドエンドを迎えるパターンもありそうだが、それはお話的にどうなの? という目線もある。

結局大きな動きは其の弐ラストの発狂シーン以外ないので、其の参を待つしかない……。

まとめ

断定出来る要素があい変わらず無いが、今の考えをまとめてみた。

一度見返してから感想書いてるのだけど見返すの辛れえ……。祟殺し編は悲劇とか惨劇とかそれ以外の辛さがあって見るに堪えない人多いんじゃないかなって思う。

この先の展開がどうなるのかは希望を捨てずに見ていきたいなと思う。難しいだろうけど、皆殺し編以外の沙都子を救う手立てを見せてくれると個人的にはテン上げなのだけど、そうなった場合は惨劇が起こったときの落差もヤバそうなので穏便なエンドであってほしいと思う。

※2020/12/11 追記

其の参の考察についても書きました benevolent0505.hatenadiary.com

*1:もちろん圭一の行動などもあって成せることだけど

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の壱 感想

多少気になる点はあるけど、今回は祟殺し編をほぼそのままなぞっただけのように見える。考察する余地は特になさそうなので、感想と情報をまとめておくだけにする。

2020/11/28 追記

  • 沙都子の両親がいない
    • → 沙都子が過去に雛見沢症候群を発症して突き落した過去があると確定で良い?
  • 悟史の失踪仮定・過去がわからない
    • 祟殺し編ではもっと語られているのに祟騙しではあまり情報が出ていない
    • → 山狗の失踪関与が無かった?
  • レナ豹変したけどもっとキツい反応じゃなかったっけ
    • → レナが悟史について全然言及していないのはおかしい
    • → 豹変はオヤシロさまの祟りについてで、悟史は無関係?
    • → 2人とも羽生の足音を聞いていないので、悟史とオヤシロさまの祟りの結びつけがレナの中で弱い?

北条鉄平

  • これまで通りのチンピラ描写
  • 気になる点は「頓服薬」
    • 解熱剤や下剤など、なんらかの症状が出た際に飲む薬
    • これまでのひぐらしには出てこなかった
    • 鉄平は何らか症状が出る病気にかかっている?
      • ただの熱や便秘かもしれない
      • 冒頭の人物が北条鉄平であることを説明しただけって可能性はある
    • →なんらか病気の描写が出てきたときは気をつけて見ておきたい

以下基本祟殺し編の冒頭と流れは一緒。

学校の沙都子

  • カリフラワーとブロッコリーの違い
    • これちょっとトラウマ台詞なんだよな……
    • 皆殺し編のアニメラストを初めて見たときマジで怖かったんだから

沙都子・悟史

  • 沙都子と梨花は一緒の家に住んでいる
  • 沙都子には悟史という兄がいるが、今は一緒にいない
  • 悟史について
    • 1年前に行方不明になった
    • 各位の表現
      • 沙都子→家出した
      • 魅音→転校(家出)した
      • 気をつかって行方不明と言わないようにしている?
      • 入江→雛見沢を離れてしまった
    • 現時点ではそれ以上の情報はなし
      • 詩音との関係も特別描写はなし

沙都子と梨花が一緒に住んでいない説や悟史いないのでは説が上がっていたけど、これで決着が着いてよかった。これまで悟史の影がほとんど見えてこなくて不安になっていたんよ……。

圭一と沙都子

兄妹のような描写も祟殺し編と同様。若干描写が短いと感じたのは尺の都合か?

梨花の発言

祟殺し編でも言っていた台詞なので違和感はない

  • 今日の圭一は100点満点
  • 僕には悟史の代わりはできない

野球の試合

  • 亀田を下す口先の魔術師圭一が見られなかった……
    • これも尺の都合だろうか……
  • 今回全般で口先の魔術師描写が薄い気がする

入江・圭一・詩音

  • 入江登場
    • みんなからは監督と呼ばれている
  • 入江が自分の職業を言っていない?
    • →医者ではない可能性がある?
    • →入江機関が存在しない可能性がある?
      • 職業を言わなかったのはたまたまかもしれない
      • でもこれまで説明していたよな……?
      • 入江の職業や今後の描写については要注意
  • 過去を圭一に語ったり養子にしようと考えていたことは祟殺し編と同様
    • 圭一との約束も同様
  • 詩音は雛見沢ファイターズのマネージャー
    • 幽霊マネージャー
    • 「また応援に来てくれないか」
      • しばらく雛見沢ファイターズから離れていた
      • 悟史のことを思い出すものから離れていた?
    • 「私は沙都子のねーねー」
      • → 悟史と詩音との間に関係があったことの表れ?
      • → 以前はこんなに素直な台詞が出ていたか?
        • 面倒見の良さは詩音の性格の表れだが、ここまで直接的だっただろうか?

圭一・レナ・魅音

  • 悟史の事を聞かれて態度が変わるレナ
    • 祟殺し編や他のレナの態度と同様
    • 鬼騙し編での豹変もあるし、一応今後も注視したい
  • 今は幸せに暮している
    • まあこれは演出かな〜
    • 鉄平の動向はこの時点だと知りようもないだろうし

鉄平・沙都子

  • 結局これは鉄平が雛見沢に帰ってくるルートなのね……
  • このルートは恐怖というよりただ沙都子が不憫だからしんどい気持ちになるんだよな……

まとめ

鉄平の薬や入江の職業など気になる点はあるけど、基本祟殺し編の通りに進んだ其の壱だった。鬼騙し編でも其の壱はこれまで知っている通りに進んでいたので、まだコメントが出来ることはなさそう。

祟殺し編鬼隠し編綿流し編とは違った怖さがあるなと思っている。圭一の鉄平殺しや梨花の腸をかき出されている死体、突然の雛見沢大災害エンドと初見だと意味不明のオンパレードで、ただ殺人が起こること以上に理解不能な怖さがあった。

祟騙し編其の壱で登場人物の様子が見えてきたので、この後は各位がどういう行動をするのか、結局大災害や梨花の死はどうなるのかを注意して見ていきたい(けど、何かどんでん返しが用意されているんだろうなあ)。

※追記

其の弐の考察と感想について書いた。 benevolent0505.hatenadiary.com