今回は爆速皆殺し編としか言いようがない回だった。解のアニメの倍のペースで進んでいるのではないか。
其の四では鷹野と梨花の対峙や集会所での大石の登場とキーパーソンが気になる。冒頭の地蔵荒らしの描写も無関係とは思えない。今回も気になる点を上げていき考察していく。
今回はメタ読み大目です。
考察パート
冒頭の地蔵荒らし描写
- メタな見方をすると、出てきた以上無意味な描写ではないはず
- 地蔵が荒らされたという結果に至る何かを推測することに意味があるはず
- 描写を整理すると
- 雛見沢の道の地蔵が荒されている
- 村人曰く「聞いた話しでは、鉄平が(地蔵を)蹴り倒して鳥居に小便をした」
- ここから2つ疑問が湧く
- 疑問1: 本当に鉄平がいたのか
- 村人の会話も伝聞口調で、"鉄平が地蔵の前にいた"という事実には繋がらない
- 本当にいた又は何者かによって鉄平が昨晩いたという嘘の情報が流されているのどちらかが考えられる
- 本当に鉄平がそこにいたのなら、鉄平の存在確認になる
- つまり鉄平が6月16日の夜まで生きていた、の確認になる
- この確認を置くのは、後の項目でも触れるが鉄平が沙都子を虐待している描写がないため、虐待や沙都子・鉄平の関係自体を怪しんでいるから
- 嘘の情報なら、鉄平がそこにいたと思わせたい人物がいるということ
- 素朴なストーリーを考えると、沙都子が鉄平を殺してしまいアリバイ獲得のために嘘の情報を流した
- しかし子どもの沙都子が大人の鉄平を殺せるのか? という疑問が残る
- 沙都子お得意のトラップで殺したという筋書もゼロではないが、、
- 村人に避けられている沙都子が嘘の情報を流したという点でも考えにくい
- となると他に誰が流したのか、思いつく存在を上げてみた
- 園崎家
- 理由がない
- 警察関係者 (大石)
- 其の四の大石の描写の怪しさから
- しかし理由が不明なのでこれも薄い
- 入江機関の関係者 (山狗や鷹野など)
- 可能性としては高い
- しかし、沙都子がそこまで重要なポジションなのか? という疑問が出る
- まだ登場しない他の存在・組織
- 仮定はできるが、目的が見えないと仮定する意味がなさそう
- 園崎家
- 素朴なストーリーを考えると、沙都子が鉄平を殺してしまいアリバイ獲得のために嘘の情報を流した
- いまいち発想が広がらないためこの辺りで疑問1は置いておく
- 疑問2: 何故地蔵が倒されたのか
- 倒された描写から以下2つが推測できる
- 何者かによって蹴り倒された
- 争いがあった形跡とも見れる
- 最初の、鉄平が本当にいたのかを踏まえつつ、仮説をいくつか上げてみる
- 仮説1: 村人の描写通り鉄平が飲んで蹴り倒した
- 仮説2: 鉄平の他に誰かがいて、その人物(達)との何かで地蔵が倒れた
- 仮説3: 鉄平は無関係。他の人物の何らかで地蔵が倒れた
- 他の人物の何らかとは
- 鉄平の仕業に見せ掛けるため
- 他の人物の争いの結果
- 仮説を上げてはみたが、あまり本質的ではない気もする
- 倒された描写から以下2つが推測できる
- これらの疑問をまとめると自分の考えは以下
- 村人の言葉通りの、鉄平が蹴り倒したという描写ではないのではないか
- 6月16日の時点で鉄平が外に出ていると錯覚させたい人物がいるのではないか
- 地蔵の場所で何らかの争いがあった可能性もあるのではないか
- 現時点では散漫としているが、鉄平の今後を考える上で重要なポイントではないかと推測している
沙都子と鉄平の関係
- 他でも多く考察されているが、そもそも沙都子が鉄平から虐待を受けていること自体が怪しくなってきている
- 沙都子・鉄平自体の描写が少なすぎる
- 沙都子と鉄平が同時に出てきたシーンが1度しかないことも気になる
- 沙都子が現在、叔父に虐待されていると考えている理由を整理すると
- 鉄平が雛見沢に帰ってきた噂
- 沙都子の急変 (遅刻・学校を休む・昼休みの発狂など)
- 過去の叔父の沙都子への虐待
- 誰も虐待の事実を確認していないので、虐待を受けているとミスリードしているのではないか
- もちろん虐待を受けていると想像する根拠はある
- 学校に遅刻する・理由なく休む
- 圭一から触れられそうになり発狂する
- 祟殺し編・皆殺し編の描写から、鉄平が沙都子に対してひどい扱いをしない理由がないとも言える
- やはり沙都子は鉄平からひどい扱いを受けていると考えるのが自然に思える
- ひどい扱いから、鉄平を排除するためにわざと虐待を匂わせる行動を取っている
- しかし前回も書いた通り、圭一達に助けを求めればいいはず
- これは助けを求められないくらい陰湿な扱いを受けていると考えれば筋は通る
- その他の疑問
- 初回の鉄平の薬が何なのかの描写がない
- 重要な描写だと思ったのだが、まだ出ないのか
- 次回で明らかになる?
祟騙し編での大石の役割
- 結局大石の祟騙し編での役割が不明
- 祟騙し編で大石が行ったこと(描写)を整理する
- 疑問: 大石は集会所に何しをに来たのか
- いた理由としては、祭の実行委員のため警察関係者として来た、は筋として通っている
- 気になる点
- 大石の圭一を品定めする発言
- 6月16日の雛見沢を訪れた描写はなんだったのか
- 妄想100%でストーリーを考える
- 6/16に大石は入江と会っていた
- 目的は沙都子救出時に鉄平を確保するため、北条宅を張らせるように頼んだ
- 大石が集会場で圭一を品定めしたのは、沙都子救出のためのキーパーソンとなるか見るため
- 圭一がそこまでの人物なら北条宅を張る意味があるだろう、と判断したのではないか
- このストーリーの疑問
- 入江が大石に協力を求めることなんてあるのか
- 其の弐で入江は大石のことを「少しおかしい」とまで言っていた
- そんな人物に対して協力を求めることなどあるのかは疑問が残る
- 入江が大石に協力を求めることなんてあるのか
- 大石の理由を考察したが、追っているのが鉄平ではなく沙都子という可能性もある
- そうなると上記は破綻するし、沙都子の疑いを強める考察が必要になる
- この仮説はこの辺りで一旦置いておく
梨花と鷹野との関係
- 児童相談所で鷹野が出てきた際の梨花の反応は若干避け気味だった
- 目を伏せる様子
- 襷を受けとった際も大人声で「ありがとう」
- 子どもモードの梨花なら「ありがとうなのです〜」と言っているはず
- 自分を殺そうとしている相手と対峙している割には落ち着いてるように見える
- これは鷹野が終末作戦を起こさない世界である説
- 祭り囃子編では鷹野と富竹がもっと早くにわかりあえていたら、そもそも終末作戦を実行しなくて済んだ道もあっただろうと描写があった
- この世界では、それが実現できているのではないか
- 祭り囃子まで経験した梨花はその道についても知っているはずなので、事前に回避させることも可能なはず
- 富竹に真相を話し、鷹野を説得させるなどすれば可能
- 祭り囃子編では鷹野と富竹がもっと早くにわかりあえていたら、そもそも終末作戦を実行しなくて済んだ道もあっただろうと描写があった
- この仮説の根拠
- この仮説の疑問点
- これまで見てきた梨花にそんな積極性があったのか
- この点を考えると疑問ではある
- 鷹野に対する警戒
- まだ完全に鷹野を信用し切ったわけではないからだろうか
- これまで見てきた梨花にそんな積極性があったのか
- 終末作戦が起こらない世界は十分ありそうに思っている
- 根拠を強めるには、鷹野の描写がもう少しほしいところではある
以下感想パート
- 爆速皆殺し編
- 巻で進んでいて、とにかくこの一言につきる
- これに関しては進行上の理由として、多少の描写が省略されていてもそういうものなんでしょうと納得している
- 差分を重要視する視点もあるが自分は祟騙し編に関しては重要ではないんじゃないかと思っている
- 集会所のレナこんな面白いのか
- 皆殺しでもそこまでじゃなかったでしょw
この先の展開
- 正直何もわからない
- 児童相談所を倒す手段は手に入れたのであとは電話をするだけ
- メタ読みすると其の伍で終わりだろうからどんでん返しが次の30分の間に詰まっていることになる
- 沙都子救出で何かがあるのだろうか
- 考えられるのは無事沙都子が救出されるかされないかになる
- 祟殺し編は終末作戦の様子を描写する話でもあるから何かしらの大きな出来事はあると睨んでいる
おわりに
今回は考える項目が多く、19日中に公開するつもりが、日付が変わって既に1時間も経ってしてしまった。だいぶ情報が出てきて、考察の幅が出てきた気がする。
とはいえ先は何もわからずで其の伍の展開では全部ひっくり返るかもしれない。 どうせ全部外れるとは思っているが、其の伍の展開によってはブチ切れている可能性もあるので緊張感がある。急に魔女とか出てきたら絶対許さない。
終末作戦展開にはならなさそうだな〜という気持ちではいるが、他のどんでん返し要素で何が起こるのかは楽しみな部分。 皆殺し編はラストの展開が恐怖だけど、あの全員死亡のカタルシスが好きな部分でもあるので、祟騙し編にはそれを越える衝撃を期待している。
※2020/12/30追記
其の伍の考察1書きました。 benevolent0505.hatenadiary.com