雑紙

感想とか覚え書き

すずめの戸締りふりかえり

suzume-tojimari-movie.jp

すずめの戸締りを観てからずっとモヤモヤしているのでふりかえりをした。

このエントリは感想というよりは仕事の際に残された作業メモやふりかえりの箇条書きに近いものなので、他人に読ませることを意識していません。 あと当然ネタバレを含んでいる

まず時系列で自分の感情をふりかえる

観るきっかけ

  • 予告で観ようと決めた
    • 直感的にこれよさそうと思った
  • 予告1つ目で曲がとても印象的だったので興味が湧いた
    • 割りかしファンタジー寄りなストーリーの印象を受けたことも気になる要素の一つだった
  • 予告2で「これもしかしたら最初に思ったものと少し違うかも?」と思う
    • でも、色々な人と出会っていそうなシーンでこれはこれで気に入りそうだとも思っていた
    • セカイ系っぽさを感じて、自分が好きそうとも思った

観ているときの感想

  • 冒頭
    • 冒頭でこれは東日本大震災の映画なのだとわかる
      • 地震とストーリーが絡んでいたし、もうこれはそうなんだろうと思う
  • 九州〜愛媛最初の後ろ戸を閉めフェリーで旅立つ
    • 愛媛でダイジンを追いかけ始めた辺りでこれはロードムービーだと気づく
      • 予告2で自分が気に入りそうだと思った理由にも気づく
      • 鈴芽が震災経験者だと思ったので、ゴールが東北なのだろうなと思う
    • 後ろ戸を閉めるシーンは壮大で魅入ってしまう
      • 終始絵が綺麗なので目を離すことはほとんどなかったのだけど、勢いで観れる
    • 家を出て以降の鈴芽と環のやり取りに違和感を感じる
      • フィクションだったり鈴芽が高校生であることを差し引いても感じる言語化できない違和感をもったまま先に進む
  • 愛媛〜神戸
    • 愛媛・神戸といいじゃん、いいじゃんと思いながら進む
      • 特に千果との出会いは無条件に受け入れすぎだろ!と内心ツッコミながらも会話の内容の素朴さが気に入っていた
  • 神戸〜東京
    • 草太と鈴芽のボーイ・ミーツ・ガール(ガール・ミーツ・ボーイ?)要素は楽しんでみている
      • 鈴芽の時折見せる無知さというか純粋な部分がコメディチックになっていてよかった
      • 新幹線と東京駅に着いたシーンは特に好きだった
  • 東京に着いてからミミズ出現、要石としての草太をミミズにさすまでは流れで見続けていた
    • ここはとにかくみて状況把握する脳味噌だった
  • 東京〜東北
    • WIP

観終わった直後の感想

  • 綺麗な終わり方をしたけど正直よくわからなかった
    • なんかあっさり終わったなって感想
  • 難解なわけではないし、納得感が全くないわけでない
    • 「あれ?いまいち……?でもなんか単に微妙って感じでもないし……あれ?」という困惑

そしてこのふりかえりを書くことにする

ふりかえりを書きながらわかってきたこと

自分について

  • 物語を楽しむことを意識していたつもりだけど、なんか分析だったり批評みたいな目線でみてしまった気がする
    • もっと純粋にみれればよかった

作品自体について

  • 一つ一つの場面は納得する
    • 描写とかも結構好きな部類だった
  • しかし通しでみていると微妙に納得感がない
    • キャラクターの感情や背景を想像で補完させる側面が強い映画な気がする
      • 映画をみている最中にそれをやると
    • そのせいで微妙に納得感を感じられていないのもしれない
  • 複雑な味なんだなと
    • 自分が腑に落ちるものを探そうとして、これ?それもとあれ?と迷子になってしまう感覚

次やること

  • 自分の見方が微妙だったことはそうだなと思った
  • 一方作品自体もスっと入ってくる感じのものではないなと思った
  • モヤモヤしている理由はわかってきたけど、これが好きな映画なのかどうなのかまだわからない
  • この感覚を解消するためにもう一度見に行くかもしれない

余談

  • これは本当に良くないと思うけど、ミミズがビジュアルや他要素のせいでずっと白石晃士監督作品によく出てくる霊体ミミズが頭に過ってしまった
  • 観賞中もずっとそれ思ってしまっていて本当に良くなかった
    • 明らかに自分が悪い