前回予想してたことが一部当たった形になるけど、当てはまりすぎていて逆に外している気がしてきた。
結構梨花が雛見沢を離れたことを悔いる流れは割りと当ててしまったので詳しくは前回のエントリを見てほしい。
ひぐらしのなく頃に業 猫騙し編 其の弐 考察・感想 〜惨劇の原因は梨花ではないか〜 - 雑紙
今回は第16話、猫騙し編其の参までの疑問を整理したり、この先の展開想像を書いていく。
梨花が雛見沢から逃げ出したことが惨劇の理由であることについて
「先週はそう考察してたじゃないか!」と思いそうだが、其の参の様子を見ていて違うんじゃないかとも思い始めたので疑問点を書き並べておく。
まず、誰からの罰なのかはっきりしていないことがある。
- 賽殺し編では羽生が梨花に両親への敬意を思い出させるためにやったこともあったが
- 今回はその仕掛け人がいない
- 強いて言うなら雛見沢自体
- しかし、これまで雛見沢自体がどうこうといった描写はなかった
- 具体的な人物がいるはず
- では、誰なのか
- 沙都子は確かに怪しいが、罰を下す立場なのだろうか
- やはり聖ルチーア学園にいった際の情報が無ければ考察できない
そもそも雛見沢に残れば惨劇から抜け出せる展開なんて悲惨すぎないだろうか。
- 別に雛見沢を離れることには問題ないのではないか
- 巫女としての云々はあるかしれないが
- でも展開として後味悪いでしょこれ
- 自分の意思で雛見沢に残るのであれば納得できるが、終わらない罰を食らうから出ていきませんじゃあまりにも悲惨
- 河原で沙都子に泣いて謝るシーンは、梨花が雛見沢を出ることを諦めて泣いているようにも見えた
- もしかして、逃げ出したこと自体ではなく、雛見沢を嫌いになったことが原因だろうか
- とも考えたが、この展開に納得できない気持ちから出てきた結果かもしれない
以上2点が、梨花が雛見沢から逃げ出したことが惨劇の理由であることへの疑問である。 メタ的な読みだが、いずれにせよ梨花がずっと雛見沢で生きていくことを選ぶ展開が気にくわないからの疑問であると考えられる。
沙都子なんなのか
沙都子が怪しい行動をしすぎている。 確かに疑問点がいくつもあるので裏はあるとだろう、黒幕ではないと考えている。その理由を書いておく。
沙都子黒幕説に否定的な理由
一番の理由は沙都子自身も雛見沢症候群に発症しているから。
黒幕ならば自分は回避する行動を取るだろう。 しかし、其の参で梨花を殺した際は首をかきむしっていた。オヤシロさま云々の発言も支離滅裂なような印象で、沙都子も雛見沢症候群に発症すると考えてよいだろう。
沙都子が発症した演技をしている可能性もなくはないが、理由を想像しづらいので一旦考えなくてもよいだろう。
また今回の梨花を殺すシーンの描写も、以下にあげるように黒幕と断定するような材料はないように感じる。
- 痛み止めや注射を持っていること
- 雛見沢症候群を押さえる薬を打っているので、注射自体は違和感ない
- 痛み止めは不思議な気がする
- しかし部活のみんなを既に殺しているをことを考える
- 自分よりも年上を何人も手にかけている
- この困難を既に行っていることを考えると、痛み止め入手できたことも不思議ではない
沙都子や今回の注射から入江を疑う考察を目にするが、黒幕とするまでの材料は無いと考えている。
沙都子のオヤシロさま発言は無視してもいいだろう、しかし……
冒頭からの沙都子の祟りやオヤシロさま云々は、雛見沢症候群による妄言だとして気にする必要はないと考えている。 しかし、妙にカケラを渡る梨花に沿った発言にも聞こえる。
- 悪い夢を永遠に見せられ続ける理由
- → 何度も昭和58年の惨劇を繰り返しているをこと知っている?
- ずっと雛見沢を捨てて逃げ出したいと思いながら奉納演舞を舞っていた
- ずっととはどのような意味か
- → もしかすると他のカケラの世界での奉納演舞のことを言っている?
- オヤシロさまの罰があたるような夢
- 回想シーンの様子から、高校受験前に沙都子へ話している
- 話した内容は梨花のずっと内緒にしていた夢
- → 聖ルチーア学園に行く → 雛見沢から離れること
- みんなと一緒の雛見沢はあんなにも楽しかった
- 皆を殺してしまったからの発言だろうか、それとも梨花が雛見沢を離れるまでの話か
以上のように、沙都子の発言は世界を渡る梨花や5年間の梨花の記憶ともリンクしており、沙都子もカケラを渡って記憶を共有しているように思える。 しかし偶然的を得ているだけで、リンクしていることはミスリードかもしれない。
河原での沙都子
梨花が沙都子に殺されてから目覚めた後の河原でのシーンも違和感はある。
- 泣いて話す梨花に対して親友の沙都子も泣いて許す構図はまあ不思議でない
- しかし、普通「なんの話をしてますの」とか返すだろう
- 梨花に雛見沢を見捨てないと言われて泣き出すのことも違和感がある
- 夢の話や雛見沢のことについてすんなり返してくる様子も怪しい
沙都子には多くの疑問点や怪しい点がある。しかし、状況証拠だけで黒幕と断定できる明確な根拠はないことが気になっている。
鷹野と富竹どうなるのか
猫騙し編、ようやく話を進められるとなったところで富竹・鷹野が登場した。 早く続きが見たいとしか言いようがないが、折角1週間あるので梨花話そうとしたことやこの先の展開を想像してみる。
- 梨花が話そうとしたこと
- 一方鷹野は何を話そうとしたのか
- 正直事前情報が無さすぎて何もわからない
- これまでの世界では富竹と鷹野が雛見沢から逃げている
- その理由が判明するのではないか
- 展開として、沙都子がぬるっと現われて鷹野と沙都子が共謀している展開考えられる?
- が、それだと沙都子黒幕が濃厚になるだけなのでそんなことはないだろう
- 案外鷹野が終末作戦を計画していない世界で、梨花がそんな世界はおかしいと異変に気がつく展開かもしれない
まとめと猫騙し編其の参まで見ての感想
今回は梨花が雛見沢を逃げ出したいという予想が当たってしまったためあまり情報が出ない回になってしまった。 情報が出ていないように見えるが、頑なに沙都子黒幕説を考えないようにしているため、そっち方面の妄想に頭を使っていないだけかもしれない。
いずれにしても、惨劇回避のために梨花が雛見沢にい続ける展開にはならないでほしいな〜と思っている。 河原で梨花が余計な夢を望んだと言ったが、別にそんなことはないでしょ。雛見沢を嫌いになったのはよくないかもしれないけど、なんとか雛見沢の外に出る選択肢も残されていてほしい。
沙都子に関して、黒幕とまでは言わないけど雛見沢を離れようとした梨花を責める気持ちはあるかもしれないとは思った。 ただし沙都子だけではカケラを渡ったり出来ないはずなので、他の超常の存在(魔女なり羽生なり)がやっぱり関わっているのだろうか。それは安直な考察に逃げてるようで駄目っぽいんだよなあ……。
沙都子は親友の梨花や部活の皆が殺されるのを何度も見るわけで、そんなことを沙都子が望むのだろうかとそもそも思っている。 仮に沙都子もカケラを渡っているとすると、永遠に惨劇が続くのは梨花にとって罰であるけど、同じく記憶を引き継いでる沙都子にとっても罰なのではないか。 つまり、業は梨花と沙都子2人に対しての罰だったりするのではないか、と思い至った。
また内容に関してあまり書いていないが、前回に負けず悲惨なシーンだった。 リスキルは本当に残念すぎる……自分で終わらせることもできないし本当に罰地味てきた。
沙都子の悲しい発言はこっちまで泣きたくなってきたし、何度も聞きたいものではないですね。
規制、はらわたが出るとアウトなんですね。うみねこのときはモザイクくらいで凌げた印象だけど現代は黒塗りじゃないと駄目なのだろうか。
今回は本当にまとまりがなかったが、一通り書いたところで今回は終わりにしようと思う。久々に出てきた鷹野富竹からどんな言葉が出てくるかと思うと、其の四が待ち遠しい。
最後に今後の展開の妄想を添えて終わりにする。
業、雛見沢を離れようとした梨花にショックを受けた沙都子が誰かに唆されて梨花と共に惨劇のカケラを繰り返す状態になってしまう。で、なんやかんやで仲直りしてカケラから抜け出す、みたいな話になるんじゃないかな? かな?
※2021/1/31追記
猫騙し編其の四の感想書きました。