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ひぐらしのなく頃に業 猫騙し編 其の弐 考察・感想 〜惨劇の原因は梨花ではないか〜

第15話 猫騙し編其の弐の考察・感想を書いていく。 其の弐を見た直後はもう考察しなくてもいいかな〜と正直思ったが、文章を書いていると整理されてきて考察という形に出来た。

今回は猫騙しを見てわかったことから、これまでの惨劇の原因・理由について書いていく。

猫騙し編でわかったことについて

  • 其の弐を見てわかったことは、誰もが凶行に及ぶ可能性があるということ
    • これまでの惨劇や4連続流された惨劇から見てもそうだろう
    • 赤坂や大石までなっているので、もう誰がなってもおかしくはない
  • ということは、XX編で誰が惨劇を起こすのかや、何が起こっているのかを考えることにはそこまで意味はない
    • 誰しも凶行に及び得るので、切っ掛けを1つ回避すれば解決というわけではなくなった
    • 無数に可能性があるので、惨劇を起こす犯人は誰なのか・動機は何なのかを考えることにも意味はない
      • 惨劇の日付も、綿流しの前後当日様々なパターンがある
  • 雛見沢にいる誰しもが凶行に及ぶことから、雛見沢の舞台そのものが梨花を殺そうとしているように見える
    • どんな意思が働いて梨花を殺そうとしているのかまではわからない
    • この展開を見る限り、こう考えるのが自然ではないか

惨劇の原因は梨花

其の弐を見て直感したことは梨花ちゃんが怪しいということ。つまり、梨花が全ての黒幕(原因)なのではないかということ。

直感的に至ったことなので根拠は怪しいが、そう思った理由を並べてみる。

  • これまでは、梨花の敵・黒幕は誰なのかを考えていた
    • 鷹野のような明確な敵がいるという前提で考えていたため
  • しかし特定の誰かに殺されるわけではなく、誰しもが梨花を殺す人物になりうることを考えると、特定の黒幕が全ての裏で手を引いているとは無理があるのではないか
  • これまでの惨劇に共通していることを改めて考えると、共通項は梨花が死ぬということ
  • これは想像だが、梨花を殺す人物は梨花と接点があった
    • 凶行に及んだ人物と動機を以下の表に並べてみた
    • レナ・魅音・詩音は明確に梨花を殺したわけではないが、どれも無関係に梨花を殺したわけではない
  • 全ての事件に共通する人物を怪しむのは定石、すると怪しいのは梨花になる
  • では、どうして梨花が原因なのか
    • ここで赤い目になる梨花を思い出す
  • これも想像だが、赤い目の梨花が話した相手はみんな雛見沢症候群を発症していたりするのではないか
    • これまで凶行に及んだ人物は、おそらく梨花と接点があった
    • なので赤い目の梨花と話す機会があり、凶行に及んだのではないか
    • 綿騙し編での圭一は凶行に及んでいないが、途中で沙都子がボールをぶつけて気をそらしたため発症しなかったのではないか
  • 加えて想像を働かせると、梨花を殺した人物は皆梨花が助けを求めた人物だったりするのではないか
    • 根拠としては、助けを求めた赤坂が凶行に及んでしまったことがある
    • また圭一がエンジェルモートを占拠した際の梨花の絶望した顔も理由の1つ
      • 一番信頼していた人物が凶行に及んだからとも取れるが、、
  • 赤い目の発動の切っ掛けは素の梨花が出てきた時だろうか
    • というより、若干諦めムードの梨花で接したとき
    • 目のシーンは2回しか出てきていないので、ここは妄想の域

よって、惨劇の原因は梨花にあると直感した。これまで出てこなかった新キャラが黒幕よりはよっぽど自然ではないだろうか。

人物 動機
レナ お父さんを守るため&自分がオヤシロさまの祟り?
魅音or詩音 村の因習を打ち払うため?
大石 連続怪死事件の黒幕が梨花なため
赤坂 寄生虫を排除し、梨花を救うため
園崎茜 雛見沢の生まれを恨み、血を根絶やしにするため
公由村長 オヤシロさまの怒りを沈めるため、梨花を生贄に
圭一 うじ虫病を治すため

梨花が原因の理由

梨花が原因だとするとその理由はなんなのか。 おそらくヒントはこれまでのカケラ描写と猫騙し編にあると思っていて、そこから想像したことを整理する。

  • 素朴な感想として、この世界は梨花に対して当たりが強いと思った
    • 雛見沢そのものが梨花の敵になっており、梨花に関わった人物が誰でも惨劇おこしかねない世界
    • 悲惨すぎる
  • ということは、もうこれは梨花にとっての罰か何かではないか
    • 梨花も「永遠にこんな目に遭い続ける、それ程のどんな罪を犯したっていうのか」と言っている
    • もしくは誰かの復讐とも取れる
  • 罰と考えると何の罰か
  • どう考えたって昭和58年から5年後の世界の出来事が絡んでいる
    • 昭和58年以前の出来事の可能性もゼロではないが、最初に目覚めたときは聖ルチーア学園に通う梨花だった
    • 以前の出来事が罰の原因だとしたら、5年後の梨花を持ってくる必要はないはず
  • では5年間の間に何があったのか
    • 考えられるとすれば雛見沢から離れようとしたこと
      • 鬼騙し編其の弐で梨花は目が覚めたとき、「二度と羽生の顔を見ることはないと思っていた」と言っている
      • 雛見沢を離れる → オヤシロさまとの決別
      • だとしてもこれが罪になるというのだろうか
    • 梨花が5年間の他の行動で罪になったとしたらわかるはずもない
      • パズルのピースが欠けている状態
  • どうすれば罪が解消されるのか
    • 梨花が行動したことで誰かが惨劇を起こしている
    • 逆に梨花が何もしなかったら、誰も惨劇を起こさないという展開だったりはしないだろうか
      • 書いてみたが、こんなひどい展開はお話的にどうなのか、、となるので薄い線だろう
  • 少なくとも、これまでの惨劇回避のアプローチは間違っている可能性がある

ここまでで、5年後の梨花の行動に原因があるのではないかと考察した。

これまでを無視して思い付きを述べると、ひぐらしのなく頃に礼賽殺し編の様に、梨花自身と向き合うという話なのではないかと思っている。何と向き合っているのかを知るためには5年間の情報が必要なので、今後の展開に注目したい。

まだわからないこと

  • この世界の過去ってこれまで知っている過去を同じなんだろうか
    • 今回少し過去の話題が出てきた
      • 去年の部活で麻雀をした話
      • 赤坂の話
    • 過去ついての情報が小出しになっているのが気になる点である
  • 沙都子が怪しいのも謎
    • また怪しい雰囲気を沙都子が出している
    • これまで怪しんでいたけどもうよくわかんなくなってきたな……

まとめ

ここまでをまとめると以下になる。

  • 惨劇に関してわかったことは次の2つ
    • 誰しも惨劇を起こし得ること
    • 梨花と接点を持ち、梨花を殺すこと
  • ここから、梨花が惨劇の原因ではないかと考察した
  • 梨花が原因になっているのは、昭和58年から5年後の間に梨花がやったことに理由があると思われる
    • 何らかの罰や復讐
    • 梨花自身と向き合う展開の流れもある

以上が猫騙し編其の弐まで見た考察である。

感想

冒頭にも書いたけどもう考察諦めようと思っていた。だってわかんないんだもん。 というより、鬼騙し・綿騙し・祟騙しで必死に色々考えていたが、「過程にそこまで意味はなく結果梨花が殺されるという事実さえわかっていればいいだけなのか」と思ってしまった瞬間、脱力してしまった。 考察そこまで頑張る意味なかったんだなと思い、若干のがっかり感と徒労感があった。

まあまだ真相はわかっていないし、これも全て自分の思い込みの可能性もあるけど。

まあ逆の驚きもあって、猫騙し編で考察の方向性ここまで変わると思わなかった。正直赤坂や茜さんが発症する展開は想像出来ていなかった。考えた人すごい。

内容に関してだと、梨花ちゃん殺されまくるの流石にしんどいね……。あと5回繰り返すのは覚悟してたけど15分で4回消費するとは思わなかったよ……。見てたときは公由の3回目くらいで心がもう麻痺してた。 それに赤坂が惨劇を起こすのはキツい。頭をガツッと殴られたような衝撃があった。これを金曜の朝に見たものだから、内容もさることながら展開に意気消沈して仕事できないんじゃないかってくらい落ち込んでいた。考察する気無くなったのはこのせいもあったかも。というか最後のキーマン赤坂が惨劇を起こすまでの過程なんて考えたくない。

あと魅音・詩音が「村の因習が〜」とか古い体質を疎んでいたのはわかっていたけど、親の茜さんも似た気持ちは持っていたのね。そういえば若い頃やんちゃして勘当され「茜」になったってエピソードもありましたね。

この世界が梨花ちゃんの罰になっている説まあまああるな〜と思っていて、タイトルの「業」だってそうだし、梨花ちゃん元々性格がワルなので雛見沢から解き放たれた聖ルチーア学園ではっちゃけてた可能性は十分ある。

まあしかしパズルを解くのに不可欠な要素が提示されていないまま解こうとしたり、もしくは解くべき問題を明らかにされていないパズルを解かされている気分になって相変わらず無理な推理を要求してくるなと思う。 できれば納得の行く終わり方をしてほしいなと思いながら猫騙し編其の参を待つことにする。

※2021/1/23 追記 其の参の考察書きました。

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